あのバウハウスがデザインした積木で
あのバウハウスがデザインした積木、「ネフ社 バウハウス バウスピール」で遊んだ。美しい・美しい・美しい!
色と直線と曲線の音楽にのって積んでいく。
ネフ社 バウハウス バウスピール
バウハウスといえば20世紀モダンデザインの源流として超有名なので、ご存知の方も多いだろう。そのバウハウスのアルマ・ジートホフ・ブッシャーによって1923年にデザインされた積木を、1977年からスイスのネフ社がレプリカ製造したのが、「バウハウス バウスピール」である。
箱を開けると
22ピースの積木はカラーリングもかたちもきわめて美しく、精度が高い。そして、箱までかっこいい。
最初の箱への積木の入れ方が美しいので写真に撮っておいた。
2列に入れられた積木の1列を取り出すと、箱の中の積み上げられた断面が見えるが、これがまた美しいのである。
バウスピールを積んでみる
箱に描かれた積み方をしてみた。船みたいだったり、小さな円柱の積木が転がるジェットコースターみたいだったり、橋みたいだったりするが、何みたいということなど、どうでもいいぐらい独立したかたちとして美しい。
あまりにも「美しい」の安売りをしているように聞こえるかもしれないが、掛け値なしに大人の鑑賞に応える美しさを誰もが感じるだろう。
一生ものの積木
けっこう高価である。乱暴に遊ぶと痛みそうなので、大事に積木を積むことのできる、少し大きな子どもからしか遊ばせたくないなと思ってしまう。そして、大人が密かにニヤニヤしながら自分の部屋で堪能したり、リビングに飾るオブジェにしたりするのにも向いている。一生ものの積木である。
バウハウスに思いを馳せて
バウハウスは、デザインの世界では知らない人はもぐりというほどスタンダードな、かつてあったドイツの造形学校である。建築家が初代校長で、現在使われている家具、日用品や建築などのデザインと考え方に大きな影響を与えている。「バウハウス バウスピール」で積木としては高価だけれど、その縁(よすが)をデスクの上で手中にできるというのは、ちょっと高踏的体験でゾクゾクできるはずだ。