オリジナルカラーペンでスピログラフ!

オリジナルカラーペンでスピログラフ!

オリジナルカラーペンでスピログラフ_タイトル

インク沼は避けたいが、インク遊びをしたければこれ!「呉竹インクカフェ」でインクをミックス。えられる色は限りなく、オリジナルカラーペンも作ることができる!

オリジナルカラーインクの楽しみ

オリジナルカラーペンづくりの前に、オリジナルカラーインクの楽しみについてである。

インク沼を避けてオリジナルカラーインクづくりへ

遅まきながら、「ガラスペンでなぞる本」にハマり、いろいろなインクを使いたくなった。

ガラスペンでなぞる本

ガラスペンでなぞる本(つちや書店)

ブームのガラスペンは、出会いがあればそのときに、ということで、まずは、「hocoro」や「いろうつし」といった万年筆つけペンをそろえた。

hocoro

万年筆つけペン hocoro

hocoroとカラーインク

hocoroとカラーインク

iroutushi

万年筆つけペン いろうつし

iroutsushiで試し書き

いろうつしで試し書き

魅力的なインクの数々が巷で人気で、コレクションしたくなる。でも、インク沼は避けたい。そこで、「呉竹インクカフェ」を手に入れてみた。2130円だった。「呉竹インクカフェ」は、イエロー、ピンク、ブルー、グレイ、透明の5つのインクをミックスして、好みのインクをつくることのできるキットだ。

インクカフェのパッケージ1

インクカフェのパッケージ(正面)

インクカフェのパッケージ2

インクカフェのパッケージ(背面)

インクカフェで楽しむには

普通のインク瓶のインクを混ぜると、きれいに混色できないが、このキットのインクは混色用に作られており、キットには、調色用ミニカップ、マドラー、保存用容器もついていて、すぐに楽しめるようになっている。

インクカフェのパッケージ内容

インクカフェのパッケージ内容

インクカフェ同梱パンフ1

インクカフェ同梱パンフ(その1)

インクカフェ同梱パンフ2

インクカフェ同梱パンフ(その2)インクの作り方

万年筆つけペンの「hocoro」や「いろうつし」を使い楽しむに当たって、たくさんの色を試してみたいので、インクを数滴ずつたらして混色していけるよう、小皿のたくさんついたパレットがほしいと思った。そこで、18のくぼみを1枚におさめたタミヤの筆塗りパレットを手に入れた。5枚入りで272円だった。100均でもくぼみの数が限られるが使い捨てパレットが手に入る。

タミヤ カラーパレット

タミヤ 筆塗りパレット

マドラーは、キットに付属しているものが木製の平らなスティックで、これに似た細めの木製マドラー50本入りを100均で手に入れて、混ぜるたびに交換して使い捨てにした。スティックの両端を使える。平らな木製スティックだと、プラスチック製のマドラーでカチャカチャするより混ぜやすく、スティックに付着したインクの調子も見やすい気がする。

100均のカラーパレットとマドラー

100均の使いすてパレットとマドラー

このキットには、「からっぽペン」が2本ついている。「からっぽペン」を使うと、混色したインクでオリジナルカラーのペンをつくることができる。「からっぽペン」でのオリジナルカラーペンづくりについては後ほどお伝えする。

実際に混色をしてみると

さて、実際に混色して描いてみると、これがなかなか楽しい。混色は、試行錯誤から始めることもできるけれど、初歩の混色例がパンフレットにあるので、まずは、そこにあった混色例を全部つくってみた。インクを指定された比率で数滴ずつ、先述したタミヤのパレットのくぼみにたらして、マドラーで混ぜるのである。

インクカフェ混色の色見本

インクカフェ混色の色見本 インクレシピ

万年筆用に最適化された紙、グラフィーロのメモパッドに試験管が5本並んだスタンプをおし、試験管の中に万年筆つけペン「いろうつし」の中字で混色したインクを使って、1色ずつ描いていった。

万年筆用ペーパー グラフィーロ

万年筆用ペーパー グラフィーロ メモブロック

5本の試験管の左端と右端は純色で、真ん中は1:1の割合、左端と真ん中の間は、7:1の割合、真ん中と右端の間は1:7の割合である。イエロー、ピンク、ブルーの3色の組み合わせなので、組み合わせは3つ。混色は9種類できる。パンフレットの混色例のとおりだ。

オリジナル混色色見本

オリジナル混色色見本

実際に混色してみると、イエローとピンクの組み合わせや、イエローとブルーの組み合わせでは、イエローの比率を多めにした方が、色にバリエーションが出る。

さらに、イエロー、ピンク、ブルーのそれぞれとグレイの混色の比率を7:1、1:1、1:7とした混色例がパンフレットにあるので、それもやってみて、グラフィーロにおしたスタンプの試験管に色をつけた。

これで、先述したタミヤのパレットの18のくぼみに、ちょうど18色のインクが並んだので、18色のインクで落書きしたり、インクを足して色変えしたりして、ひとしきり楽しむことができた。

「呉竹インクカフェ」のサイトでは84色のインクレシピを見ることができる。

オリジナルカラーペンづくり

からっぽペンを5色つくる

つぎは、オリジナルカラーペンを5色、「からっぽペン」で作ってスピログラフである。どんどんペンを増やしてしまいそうだ。

呉竹の「からっぽペン」は、お気に入りのカラーインクでペンが作れる空容器である。ペン先は0.4mmほそ芯と、ほそふで芯があり、自分の好きなインクで楽しめる。

からっぽペン

からっぽペン

呉竹インクカフェで好きな色をミックスし、作った色のインクをからっぽペンに入れれば好きな色のペンができる。からっぽペンに出会ったとき、スピログラフに使えないかなと、真っ先に思った。

からっぽペンとインクカフェ

からっぽペンとインクカフェ

からっぽペンでスピログラフ

空のからっぽペンのペン先をスピログラフの歯車の穴に入れてみる。ペン先は、ちゃんと穴に入るし、へたれないだけの硬さをもっているようだ。いける!早速、実際にオリジナルカラーのペンを作ってみることにした。

色は、お気に入りのピンクからパープルのグラデーションになるよう5色作った。インクカフェのピンクをメインに、ブルーや、イエローや、グレイをわずかに混ぜたり、透明をたっぷり加える。1本あたりのインクの量はフルにインクを使っても2.5mlで、ピンクを20滴ずつ5本に使ったが、インクカフェのセットのインクはまだまだたっぷり残っている。

インクカフェと5色のオリジナルカラーペン

インクカフェと5色のオリジナルカラーペン

からっぽペンでつくったオリジナルカラーペン5色

からっぽペンでつくった5色のオリジナルカラーペンで試し書き

5本のオリジナルグラデーションカラーでスピログラフを描いた。大満足の仕上がりである。市販のペンでは、こうはいかない。描き味もスピログラフに向いていて描きやすい。スピログラフファンに超オススメだ。

オリジナルカラーペンとスピログラフ

オリジナルカラーペンとスピログラフ

オリジナルカラーペンとスピログラフ(拡大)

オリジナルカラーペンとスピログラフ(拡大)

オリジナルカラーペンで描いたスピログラフ(その1)

オリジナルカラーペンで描いたスピログラフ(その1)

オリジナルカラーペンで描いたスピログラフ(その2)

オリジナルカラーペンで描いたスピログラフ(その2)

お気に入りのカラーペンづくりに

もちろんスピログラフ用といわず普段の筆記用に、自分だけのお気に入りのカラーのペンがほしい方にも、「からっぽペン」は、オススメである。手を汚したりしないかと思ったが、そんな心配は無用で、あっという間にできる。楽しい〜!新発売というわけではないけれど、恥ずかしながら知らなかった。価格も手頃で、出会えて良かったと心から思える逸品だ。
「からっぽペン」、くせになりそうだ。

 

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