村上 裕介


彫塑担当 教授(むらかみ ゆうすけ)

彫刻考

自分が創りだすものが、芸術として存在できるのかと常に考えている。 彫刻として成り立つことが重要であるが、彫刻であることを意識させないくらいまでに淘汰されたもの、また、観たときに時間,空間、自分自身さえも無くなってしてしまうものが真の芸術であろうと考える。

感じて考えること

ゼミでは、様々なものを見たり、聞いたり、触れたり・・・。つまりは五感を鋭敏にして、感じること、考えることを重要視しています。とりわけ美術では、本物を見ること知ることが非常に大切です。研究も同様に、現代では文献や作品画像も簡単に探すことができます。しかし、それらに実際の体験が伴わなければ、浅いものあるいは勘違いした自己満足でしかありません。
原著を読み、作品を観て、よく考え、リアルに美を感じること、それらを通して思考し論文を書き、制作をすることが本物を理解することになります。本当のことは、その中にあります。それは全てのことに通じていると考えます。
美術とは、特別なものではありません。古来、人間は日常生活においてさえ何かしら芸術活動をしています。美術、芸術に親しみ、探究し、少しでも実感することができれば、ますます豊かな心を持つことができます。
そして、それは自分自身だけでなく、周りにも反映されるでしょう。

美術館・画廊・神社・仏閣 etc. 巡り

古に想いを馳せ、名勝地、神話発祥地を訪れ、神社、寺院、仏像彫刻等を拝観し、現代美術にも興味を示し、温故知新を胸に、各地を放浪しています。

担当授業

学 部:彫刻演習・彫刻教育論・初等図画工作II・初等図画工作科授業研究
大学院:東西の表現文化・彫塑表現論・彫塑表現研究

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